あらすじ:
ディーンとシンディ夫婦は、ひとり娘のフランキーと3人暮らし。
病院で忙しく働くシンディは、猛勉強の末、看護師の資格を取った努力家。
一方のディーンは、朝からビールを飲みながらペンキ塗りの仕事をしている。
2人はお互いに対して不満を持っているが、その話になると必ず喧嘩になってしまう。
そんなある日、可愛がっていた愛犬が事故死する。
その事を娘に気付かれないようにと、シンディの父親の家に1日預ける事にする。
監督:
デレク・シアンフランス
主演:
ライアン・ゴズリング
ミシェル・ウィリアムズ
コメント:
このジャケットが、美しくて切ない。
ふたつのストーリーが一組のカップルによるものだなんて
ビックリ。
まるで違う二組に見えるから、すごい。
ブルーバレンタインって、どういう意味なんだろう?って
最後、考えてみたけど・・
意味よりもブルートーンの悲しい映像が頭に残る。
ハッピームービーが好きなAutumnと、カフェでこの映画の話をしたとき
「不思議とキライじゃない」って意見が一致したのはちょっと意外だった。
でも不思議とキライじゃない。
他人事とはおもえないからかな?
人は変わるから。
愛は儚いから。
シンディは、
母親として、一女性として、家庭と仕事の両立よりも
もう夫を愛せないことが、その夫からの愛が
重く、苦しかったとおもう。
ディーンは、
平穏な家庭生活をゴールとして望んだ父親として、
愛する妻が全く別の方向を向いて、自分に見向きもしないことが
気が狂うほど苦しかったとおもう。
あんなに愛し合ったのに。
子供には何の罪もないのに。
喪失感たっぷりの、心が痛む映画。
ひとを好きになることは最大の喜びと思う反面、
ひとを殺しかねない恐怖心もある。
ふたりの出会いはとても素敵で
夜の街中での歌とタップのシーンが印象的。
あのときは、オレンジ色だったね。
こんなひとにおすすめ:
・重たい映画が嫌いじゃない
・アンチハッピーエンディング
・失恋しちゃった
・「ライアン・ゴズリング」のいろんな顔が見てみたい
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